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細々楽板

 
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2016年8月7日。
キャラメルボックスのご厚意の元、吉良知彦さんのお別れの会が開かれた。

いつもライブに来る様な格好で。
なので、本当いつもの私服。動きやすさ重視の服。
実は、先頭に並ぶくらい早く到着してしまった。
他のところを見る余裕がなかったとも言える。

平常心だったつもりなんだけれど、へんな動悸がある。これは――仕方ないか。



ゆっくりとロビーへ進み、献音スペースへ。
トーンチャイムが並べられている。
一斉に鳴らすとキレイな和音になるようだけれど、バラバラになってしまった。
でも、それはそれで、新しい音が生まれたような感覚だった。

飾られている吉良さんの写真。ギター。コレクションの虫たち。虫捕り網。
描いたイラスト原画。譜面。セットリストメモ。レタリング。造形物。

写真を撮ろうと思ったけれど、手が予想以上に震えていた。おかげで、ブレッブレである。
なので、途中から脳内ハードディスクへの保存を試みる。

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席へついたあと、待ち時間の間たまに聞こえてくるトーンチャイムの音が少し寂しい。

そしてキャラメルボックス・加藤さんの司会で始まる。
最初のほうでざわつきがありましたね。
配られた封筒があったのですが、なんだかパウチされた物体がある。
なんと、これはアルバム「音」のマスターテープだそうです。ええええええらいもんもらってしまった。

第1部。制作に関わった人たちのトーク。
中でも衝撃的だったのが、アルバム「Remains」

アンモナイトは吉良さんの私物。
デザイナーの吉田さんがバイクで持ち帰るというところ「それじゃあかん」と車で化石を持っていったそうな。

だがしかし、この美しいジャケット。
反射されているあのガラス板かなと思われし物体は、なんと歌舞伎上げの蓋wwwww
さすがに笑ってしまった。ご本人も知らないらしい。


雲の言葉のレコーディングのときに、胸にくるものがあったのか、一度歌を中断し、ドラムセットを鳴らしていたとか。
「Truth」の収録の際、最初からお酒が入った状態だったとか。
(終始、お酒にまつわる話が多かったな)
リハと本番では違いすぎる。MCがぐだぐだすぎる。


2部はゆかりのあるミュージシャンのトーク。
難波さん、原マスミさん、佐藤正治さん、杉林さん、新居昭乃さん、青木さん
小峰さん。

やはりお酒の話が多い。
会場で笑いがおきたのは佐藤さんのお話かな。
吉良さんが電話をかけてくる、と。「今日さ、公子さんいないんだ」
なんかの誘い文句かw
そして宴会の始まり始まり。
小峰さんも夜中起こされて、結局飲んでいたこともあるとかないとか。
どう聞いても吉良さんだよ。本当にありがとうございます!!

新居昭乃さんに「このクソオヤジ」と言わせたのもすごいですね。
あの声でクソオヤジ発言……。
そして、よほど強烈だったのでしょう。「大丈夫であることが、そんなに大事なんだろうか」という吉良さんの発言。
はちみつレポートでの吉良さんへの言葉でも、確か書かれていたはずです。

そして皆へ渡す譜面は基本真っ白。
うん、なんかわかる。

その後、吉良さんへ一言のコーナー。
光田さんがいらしていた。声が震えていた。ギターを弾きながらひっくりかえったお話も、かなり印象的だったのでしょう。
ここでもお話されていました。
ほかにはますむらひろしさん、小野賢章さん、石川由依さん、チキンジョージの児嶋まさるさん。
菊地誠さん、田崎晴明さん。
皆それぞれ、吉良さんへの想いがこもったお話をされていた。


そして音のかたみわけの時間へ。
歌詞が表示されるから、みんな歌ってーとのこと。

「光降る朝」
しょっぱなからギターを間違える。お家芸、出ました。


「Tears」
杉林さんがリードボーカル。と、ここでご子息の吉良草太郎さんがアコギで登場。
目が真っ赤だった……。
最後、ジャンプを決めてそそくさと退場。


「遠い音楽」
小峰さんがゲストの皆さんを壇上へ呼び寄せる。
その中に、上野洋子さんがいた。
自分はただ「来てくれたんだ…」とぼうっと思っていた。
皆とハグをする。小峰さんとハグをする。
これで十分だ。

隣の隣にいる女性が泣いている。
マイクからも誰かの嗚咽が聞こえる。

そんな中おこる、ひとつの事件。
なんと、歌詞表示間違いがおこる。

おそらく大勢が「?」の状態で歌っていたと思う。
気が付いたときには軽く笑いが起きた。
もしかして、吉良さんの仕業かこれは……と思うくらい完璧なタイミングだった。

「Poland」
ただし、2011ver。全部吉良知彦! そういう感じ。
zabadak風部の人たちが各々楽器を取り出す。
途中から、小峰さんが壇上へおいでおいでと誘い始める。
自分の前の席の人も、意を決したように壇上へ進んだ。
リコーダー、アンデス、ヴァイオリン、オカリナ……会場に広がるポーランドの音色。
もちろん「ハッ部」もいましたよ。
会場にいる人みんなzabadak。
オレが、オレたちがzabadakだ!のようなzabadak(何言ってるかわからなくなってきた)

演奏後、あたたかい拍手。
このままアンコールが始まるんじゃないかという、いつもの拍手。



大切な時間と、大切なものを頂いた。

吉良さん、ありがとうございました。
自分の一部であってくれて、ありがとうございました。
これからも、聴いていきます。

自分は、zabadakが本当に好きだ。
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